総合ディスクロージャー&IR研究所

宝印刷株式会社

調査研究報告Research

研究員コラム

片桐研究室長

研究員コラム「その統合報告書、本当に必要ですか?」を発行しました

秋口は統合報告書の発行シーズン

 統合報告書は決算終了後から6ヶ月後に発行される傾向にあり、秋口に最も多く発行されている。2016年~2017年は6ヶ月後の発行が最も多かったが、その後、社会から求められる開示レベルに比例して2018年~2019年は僅差ではあるが7ヶ月以上かけるケースもやや増加してきている状況だ。発行時期だけではなく総ページ数の変化を見ても、60ページ以上の統合報告書を作成している企業が2016年では48.5%だったものが2019年では57.5%となっており、6割近い企業が日本企業としては一定のボリュームがある統合報告書を作成していることが分かる。これらは当研究室における調査結果を元にしているが、本年も10月末には速報ベースの「統合報告発行状況調査2020 中間報告」を開示する予定である


そもそも統合報告書とは何なのか

 世の中ではコロナ禍の影響も加わり環境側面に加えて社会側面における開示が強く求められ、さらなるESGブームとなっているように感じる。ブームという言葉を使うと一過性のように感じられるが、過熱感はともかくとして一過性ではなく普遍的なものになりつつある。数年前まではサステナビリティオタクのような扱いであったものが、今では少なからず先進的に映るのであるから社会変化が与える影響というのは大きいものだと改めて痛感する。こうした変化の中で毎年企業から続々と発行されているのが「統合報告書」である。そもそも統合報告書とは、・・・・・

    

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